PROJECT TREE サステナビリティ活動 四半期報告(2021年7月~9月)
COVID19による行動制限下でも、PROJECT TREEのアクションプランの実行を進めました。
7月 サステナビリティ活動の展開
SNVとABPの フィールド チームは、南スマトラ州とジャンビ州のそれぞれ2か所で、PROJECT TREEの基本的枠組みである小規模農家からの責任ある調達(RSS)プログラムの最初のサイクルの一環として、小規模農家のニーズへの取組(より良い管理手法のトレーニングと指導)とリスク逓減活動を開始しました。
ジャンビのチームは、一連のトレーニングセッションを実施し、啓蒙活動を実施しましたが、南スマトラのチームは、COVID-19 による集会の制限により活動を開始できませんでした。
チームは、アクションプランを開始する適切な時期を、村当局と話し合った上で決定することにしました。
提供されるモジュールには、ゴムの木のタッピング、ゴムの採集と保管、農園のメンテナンスが含まれます。
また、リスク逓減の要素はトレーニングプログラムに組み込まれています。たとえば、次の通りです。
- 野焼きによる土地造成の禁止、適切な化学薬品の使用および汚染の削減、農園における生物多様性の価値と維持の必要性についての意識向上
- 農薬散布作業を行う際のマスクと手袋など、個人用保護具 (PPE) の使用を奨励
- 推奨される品質向上凝固剤であるギ酸を配布するための地元のディーラーとの協力
8月~9月 プロジェクト進捗
RSS の枠組みの中で、リスク逓減と小規模農家のニーズに関する活動を実施しました。 リスク逓減活動は、次の 6 つの側面をカバーしています。
- 土地の合法性(土地の所有権に関する問題)
- 森林破壊と泥炭
- 労働条件と子供の権利
- ゴム原料の品質
- 廃棄物管理/汚染削減
- トレーサビリティ
さらに、SNV-ABP フィールド チームに対し、Modern Slaveryに関する 1 日研修を開催しました。
2021年7月以降、SNV-ABPフィールドチームは、南スマトラ州とジャンビ州で小規模農家のニーズ対応活動を実施しています。 南スマトラ州では77名、ジャンビ州では 76名の農家に対し、天然ゴム生産のためのより良い管理方法のトレーニングを実施しました。