PROJECT TREE サステナビリティ活動 四半期報告(2022年1月~3月)
2021 年の活動結果を受けて、2022 年に 4,000 人の小規模農家を教育するという目標を設定し、積極的に活動を展開し始めました。 2022年の第一四半期(1月~3月)は、計789名(男性664名、女性125名)の小規模農家の方々が研修に参加されました。サステナビリティチーム (20 人のメンバー)が5チームに分かれ、ジャンビ州、南スマトラ州、ランプン州の14 の村で、正しいゴム農園管理方法及び収量増のための2 日間のトレーニングを実施しました。 小規模農家は、初日に屋内で、推奨される管理手法についての理解を深め、2 日目にはパイロット農場での野外実習を行います。サステナビリティチームは、天然ゴムの品質改善と天然ゴム生産に関連する事項に加えて、環境への懸念、環境に対する化学物質の危険性、労働衛生と安全、労働者と子供の権利についても、周知活動を行いました。
研修参加者の 1 人であり、ランプン州の農家グループの一人であるSaiful 氏は、サステナビリティチームによる研修で、ゴムの木の病気を特定し、それらを制御する手順について新しい知識が得られた、と述べました。 さらに、研修参加者の 1 人であり、ジャンビ州の農民グループの代表であるRusmanto氏は、研修の後、タッピングの方法とタッピングの時間が天然ゴム原料の収量に影響を与えることを理解したと述べました。また、彼の村の農家が直面している問題は、推奨される凝固剤 (使用者と環境にとって安全なオーガニックのもの) の入手及び政府の農家支援策への参加が難しい事であると伝えました。
上記の点は、私たちサステナビリティチームが現場で直面した課題です。 したがって、計画策定と現場での活動の実施中に、サステナビリティチームは、農園/農業省、村長、農業普及官、および農協などの利害関係者と積極的に連絡を取り、調整を行います。 PROJECT TREE に参加する小規模農家は、ゴムの品質と生産を改善するだけでなく、天然ゴムと関連する産業の持続可能性のためにゴム農園を管理する際に、環境やその他の天然資源を保護することの重要性を認識することも期待されています。
第 2 四半期からは、サステナビリティ チームは合計 28 人のメンバー・8 つのチームに増員し、3か月で 1,200 人の農家の教育を実施していく予定です。