PROJECT TREE サステナビリティ活動 四半期報告(2024年10月~12月)

PROJECT TREE サステナビリティ活動 四半期報告(2024年10月~12月)

2024 年第 4 四半期、PROJECT TREE は活動範囲を拡大し、8,074 名の小規模農家(うち女性 1,467 名)と関わりました。これにより、2021 年のプロジェクト開始以来の累計参加小規模農家数は 19,912 名(男性 16,357名、女性 3,555 名)となりました。この大幅な増加は、天然ゴム産業における小規模農家の生活向上においてPROJECT TREE の価値が高まっていること、またジェンダー包括性への取り組み姿勢を示しています。

また、TREE+の取組は 12,000 名の小規模農家を巻き込み、70,000 ヘクタールの天然ゴム農園の評価を実施しました。PROJECT TREE は土地利用慣行に関する貴重な知見をもたらし、小規模農家からの責任ある調達を強化・促進する新たな機会の発見にもつながっています。

PROJECT TREE の効果は、ジャンビ州デサ・ギリ・プルノ村の Sarno 氏のような小規模農家の成功例にも表れています。能力開発プログラムを通じて、Sarno 氏はより良い農業手法を取り入れ、生産性を向上させました。その結果、収穫量が増加し、ゴムの樹もより健康になり、農園の管理がより効果的に行えるようになりました。

2024 年は PROJECT TREE にとって重要な転換点となる年でした。私たちは活動範囲を大きく拡大し、より多くの小規模農家と関わりながら、環境意識や持続可能な実践を高めるための知識やツールを提供しました。ニーズに合わせた研修プログラムを通じて、小規模農家が農業慣行に有意義な変化をもたらす力を身につけることができました。

また、インセンティブによってバリューチェーンを通じて小規模農家を支援することで、地域コミュニティ内での経済成長を促進するだけでなく、個々の農家やその家族を超えて、地域社会全体や周辺環境にまで良い影響が広がっています。

今後も私たちはミッションに真摯に取り組み、すべてのパートナーと協力しながら、さらに大きな成果を目指します。地球のために、透明性の高いゴム生態系の構築を引き続き進めていく未来にワクワクしています。

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