PROJECT TREE サステナビリティ活動 四半期報告書(2025年7月~9月)
第3四半期には、新たに135名の小規模ゴム農家(うち女性54名)がプロジェクトに参加し、 累計参加者数は28,135名(女性5,106名)となりました。数字以上に、PROJECT TREE が現場に継続的に関与することで、 信頼関係と意欲が醸成され、小規模農家がより良い農法を取り入れ、持続可能なゴム生産に取り組む後押しとなっています。
同時に、PROJECT TREE は対象地域をさらに拡大し、13,555名の農家を支援し、 79,504ヘクタールのゴム農園を評価しました。これにより、農家は土地利用および農業実践についての意識が高まり、 責任ある調達の強化に繋がっています。
さらに PROJECT TREE は、取引の透明性向上だけでなく、 多くの農家が肥料や農業資材の購入に活用できる直接的なインセンティブを提供することで、生産性の維持と農園管理の改善を支援しています。
現場から寄せられた声は、信頼と協働の広がりを示しています:
「PROJECT TREE に参加してから、農園管理の改善に役立つ貴重な知識を得ることができました。TRACY システムは慣れれば簡単で、 またそのインセンティブは肥料や道具の購入に役立つため、生産性向上への農家としての意欲にも繋がっています。」
— Sunari氏(南スマトラ州 ムシ・バニュアシン県 シンパン・トゥンカル)
「村の集荷業者として、TRACY プログラムには大変助けられています。農家に直接インセンティブが支給されるため、 公平で透明性の高い仕組みになっています。このプログラムのおかげで、私のところでゴムの計量を行う農家も増え始めています。 システムは扱いやすく、PT. PTI のチームから常にサポートを受けています。 この取り組みがこれからも農家の長期的な利益に繋がることを願っています。PROJECT TREE、ありがとうございます!」
— Kasdi氏(南スマトラ州 東OKU県 マダン・スク III バトゥ・マルタ VI)