バス業界初のPROJECT TREE協賛タイヤ導入について

バス業界初のPROJECT TREE協賛タイヤ導入について

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)が先導する、天然ゴムのトレーサビリティ、サステナビリティの実現を目指す取組「PROJECT TREE」に、バス業界として世界で初めて、東急バス株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:古川 卓、以下「東急バス」)が参加することになりました。東急バスへタイヤを供給しているTOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、代表取締役社長&CEO:清水 隆史、以下「TOYO TIRE」)の協力を得て、本プロジェクトをより一層推進いたします。

天然ゴムは、東急バスの車両に装着しているタイヤの主原料です。世界の天然ゴム消費量の約70%がタイヤに使用されていますが、その天然ゴム生産量の約85%はタイやインドネシアなどの小規模農家に依存しています。世界的にモータリゼーションが進み、今後も天然ゴム需要の拡大が見込まれるなか、天然ゴム生産地域の森林保全や小規模農家の支援といった課題への取組が不可欠となっています。
そのような状況下、東急バスは、事業運営に欠かせないタイヤを使用する上で天然ゴムの持続可能なサプライチェーンの構築に寄与したいとの考えから、「PROJECT TREE」が目指す天然ゴム業界のトレーサビリティ及び持続可能性向上の取組に賛同し、参加を決意いたしました。

タイヤサプライヤーであるTOYO TIREは、PROJECT TREEによって原産地が証明された天然ゴムを用い、マスバランス方式にて割り当てたタイヤ「PROJECT TREE協賛タイヤ」を生産し、東急バスへ供給します。東急バスは、年間に交換する新品タイヤの約6割に「PROJECT TREE協賛タイヤ」を導入し、自社が運行する車両に対して順次履き替えを進め、天然ゴムの持続可能なサプライチェーンの構築に貢献していく予定です。また、東急バスは、「バスの日」である9月20日より、3か月間に渡り東京都渋谷区を中心としたエリアにてラッピングバス※1を運行いたします。

東急バスと伊藤忠商事は、「PROJECT TREE」を通じ、SDGs#1「貧困をなくそう」、SDGs#8「働きがいも経済成長も」、SDGs#9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、SDGs#12「つくる責任、つかう責任」、SDGs#13「気候変動に具体的な対策を」、SDGs#15「緑の豊かさも守ろう」、SDGs#17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献を果たしてまいります。

日本テレビ様のYouTubeチャンネル「日テレNEWS」でご紹介いただきました。https://youtu.be/bCY0auGTaIk?si=4e-kl32f0psoyy8w

  • ※1ラッピングバスのデザイン